2019/01/27(日)
工藤監督が朝倉市を訪れて野球教室

1月26日(土)、工藤公康監督が、一昨年7月の北部九州豪雨災害で大きな被害を受けた福岡県朝倉市を訪れて野球教室を行いました。

会場となった朝倉市立比良松中学校には、同中野球部の1、2年生のほかに、杷木中学校、甘木中学校の1、2年生野球部員の計32名が集まりました。福岡医健専門学校の講師と生徒も参加してもらい、工藤監督に技術指導を受けるグループと、専門知識に基づいた体幹トレーニングなどを学ぶグループの2手に別れ、前後半で効率よく練習法を学ぶスタイルがとられました。



工藤監督はまずキャッチボールの大切さを生徒たちにしっかり説明。「すべての基本です。プロ野球選手も一番大事にしています。なぜなのか。野球はチームスポーツです。相手を思いやる気持ちが大事。それが一番現れるのがキャッチボールだからです。また、捕りやすいところに投げれば、次の動作に繋がりやすくなります。野球はボールを捕って終わりじゃない。みんな相手の胸に投げることは知っていると思いますが、その意味を理解してやってほしい」と分かりやすい言葉で投げ掛けて練習がスタートしました。

ピッチャーには監督自らマンツーマン指導。打撃や守備は、昨年まで現役で今年から球団スポーツ振興部に所属することになった城所龍磨氏と児玉龍也氏が担当しました。



そして野球教室の最後は、今や恒例となった子どもたちとの1打席の「真剣勝負」も行いました。時折、雪が舞うというより吹き付けるほどの寒い日でしたが、グラウンドは工藤監督や子どもたちの熱気にあふれていました。

「朝倉の子どもたちが歓迎してくれて嬉しかったです。楽しい時間はあっという間に過ぎる。どうしても限られた短い時間になるので、指導はともかくふれあいを大切にと考えてやって来ました。これからも怪我なく、大好きな野球を楽しく続けていってほしいと思います」

また、豪雨災害の際、比良松中学校のすぐ横を流れる川が氾濫して、この付近は大きな被害に遭いました。現在も体育館は使用不可。中学校と幹線道路を繋いでいた石橋は半分が流され、現在もその姿のままです。何台もの重機が確認できますが、まだ復興は道半ばでした。



工藤監督もその光景を目の当たりにして、「こうやって現地に来ないと分からないこともある。大変なことがあったし、今もまだ苦労されている方もたくさんいらっしゃると思います」と改めて実感。「野球教室を行うことで子どもたちが笑顔になったり、夢や希望を持つことで、親御さんたちも子供の顔を見て笑顔になってくれると嬉しい。また、ホークスは九州の野球チーム。九州は一つという思いを球団も選手もみんなが持っています」と話し、継続的な支援活動を行っていく思いをさらに強くしていました。

2019年1月27日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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